2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

不夜城に響く想い。

■働く人々自分のプラントへ対する嗜好を自覚して以降に機会を見付けては繰り返してきた工場散策、その度にそれぞれの場所で眼にした様々な作業に従事する多くの人々。 広大な敷地内で日々繰り返される作業により、如何に自分のささやかな生活が幾多の手に支…

暖かな時の中で。

■チーズと港朱い太陽が水平線へと消え落ちる時間が早くなり始めると、どれだけ防寒対策に心を配っても、長時間の徒歩や自転車での工場散策は身体の芯に応えるようになる。 それでも、凛と響く空気の中に佇むプラントの綺麗さに心惹かれて、何度と足を運んで…

《冬のコンビナート巡り》/3

■洩れ光る海陽が傾くと同時に少しずつ増え始めるコンビナートの灯りの粒を眺めていると、肌寒さが徐々に厳しくなって来る。 そうして、闇の中へと落ちて行くプラントの様子を、潮風が身を切る様に駆け抜ける中を暫く見下ろした後、澄んだ空気の向こうに輝く…

《冬のコンビナート巡り》/2

■褐色の船出航時刻寸前に港へ到着したもう1台の組と無事に合流して乗り込むと、遊覧船が間髪入れずに岸を離れる。 期待に胸膨らませた一行が最初に向かったのは、綺麗なタンクの立ち並ぶ化学コンビナート。 雄壮な景観と歩調を合わせる様に流れる説明放送を…