石井哲+大山顕PRESENTS 『製鉄所ナイト』 新宿ロフトプラスワン/2012年6月18日 

■『製鉄所ナイト』 【日時】2012年6月18日(金) 18:00 会場 19:00開演 【料金】前売\1,500 当日券 \1,800円(共に飲食代別) 【場所】新宿ロフトプラスワン(地図)慌ただしい告知となり申し訳ありませんが、製鉄所の湛える魅力の一端を紹介する『製鉄所萌え…

製鉄所の夜。

■輝きが生まれ行く場所 製鉄所。 重量感溢れる造形、立ち上がる水蒸気、肌に感じる輻射熱、響き渡る鋼板の振動…、連休シーズンになると各地で開催される見学会も即時に定員が埋まる盛況を見せる。 その姿を出来るだけ多くの人が身近に眺めることが出来ないか…

灯火が消えた跡に。

■製鉄の街千葉市の蘇我駅に降り立つと、誰もが目にするランドマークがある。それは、この街が製鉄の街であると云う事実を圧倒的視覚によって訴えてくるJFEスチール千葉地区の第5高炉。1965年より鉄を産み出し続けたこの巨大建造物も、現在はその役目を全て終…

あなただけの工場の眺め方。

■新・工場鑑賞ガイド『工場萌えF』雄壮な工場の姿を眺める事が好きで、その気持ちを誰かに届けられる日を願ってこのささやかなブログを更新してきたのですが、そんな拙い想いを1冊の本にまとめる機会に恵まれた2007年3月。 個性豊かで様々な魅力を湛えたそ…

緑の中の巨人。

■触れ合う世界続いて、本数の少ない路面電車に乗り継いで到着した場所は、到る所で野ウサギを見掛ける、自然に恵まれた広大な敷地を持つ公園。 そこへ足を踏み入れて緑が生い茂る小道を進むと、フェルクリンゲンに比べて幾らか小振りな溶鉱炉が2つ並んで建…

限定復刻/コンテナ荷役用クレーンTシャツ『キリンT』

前回、当blogでさせていただいた工場グッズ・プレゼントへ多数の御応募を頂き本当にありがとうございました。 抽選の結果、男女御二人の方に発送させていただきましたけれど、工場鑑賞のお供として末永く可愛がっていただければ嬉しいです。 その、とても反…

新しい絆。

■錆色の森を抜けて■操業を停止したプラントが素早く姿を消し、廃工場が当時の状態のまま一般に公開される機会が少ないこの国とは少し事情が異なる街へ、在る日突然訪れる事に。 慌しくソウルとフランクフルトを経由して訪れたのは、フランスとの国境近いドイ…

TECHNOSCAPEの夜

■工場イベント『工場ナイト2』時に1人で時に大勢の方と港を歩きながら楽しんで来た工場鑑賞と云う趣味に就いて、その手解きとなる様なささやかな本を今年の3月に出させて頂いたのですが、萩原 雅紀さんのダム写真集と発売時期が重なった事もあり、事前に…

ささやかで賑やかな旅路

■人それぞれの想いここ暫く、カメラも持たずに誰かを案内して各地の工場を観に行く事が多くなっていたが、先日久し振りに大勢で港を歩く機会を得る。 昼過ぎに千葉から始めて、初対面の相手も大勢含みながら車三台に分乗しての工場巡り。 今年も何度と満喫し…

ロシア・アヴァンギャルド。

■コンビナートTシャツ先週末に新宿ロフトプラスワンにて開催させていただいたイベント『工場ナイト』へお越し下さった皆さん、本当にありがとうございました。 多数のゲストをお招きして工場鑑賞の魅力に就いて語る3時間となりましたけれど、御来場下さっ…

石井哲+大山顕PRESENTS 『工場ナイト』 新宿ロフトプラスワン/2007年3月9日 

先日、銀座で開催させていただいた工場展『Industrial Park』へ、寸前での告知にも拘らずお越し下さり本当にありがとうございました。 泊まり込みが続く職場を慌ただしく抜け出して、展示最終日である17日に1時間だけ会場のギャラリー覚さんへ伺ったのです…

工場を緩やかに愛でる本とイベント。

■工場鑑賞ガイド『工場萌え』工場が魅せる豊かな表情に就いて少しでも多くの方と気持ちを共有出来ればと日々長閑にこのブログを綴って来たのですが、様々と在る工場を楽しむ方法の1つである《工場鑑賞》に就いての1冊が、多彩に輝く工場の姿を巻頭に収めて…

石井哲/工場展『Industrial Park』

開催日:2007/2/5(mon)〜2/17(sat) 場所:銀座【ギャラリー覚】 東京都中央区銀座2-8-17 中川ビル3F http://www6.ocn.ne.jp/~g.kaku/tizu.htm 時間:12:00 - 20:00 最終日16:00まで『Industrial Park』 ■工業地帯を訪れて初めて間近にプラント群を仰ぎ見た時、…

週末の街で工場と過ごせば。

■工場展『Industrial Park』先月、工場DVDに於いて印象的な音楽を付けて下さった和乃弦さんと開催した渋谷でのイベントへ、年明け直ぐの慌ただしい時期にも拘らず大勢の方に遊びに来て頂き本当にありがとうございました。 工場の姿が御自身の中に絶えず映り…

工場と音楽の夕べ《工場萌えな日々》

開催日:2007/1/4(thu),1/5(fri) 場所:渋谷【spuma】 http://www.spuma.jp/時間:open/19:00 start/19:30 close/22:00 Charge:\1,000(+1drink&1food order) ◆トークショー : 両日共に20:15〜20:45予定 4日・石井哲(wami)×和乃弦 5日・石井哲(wami)×村上賢…

2007年も工場と共に。

■イベント《工場と音楽の夕べ》昨年末は、工場の映像だけを静かに映し続ける極めて趣味的なDVDを無事に発売出来、とても沢山の方から気持ちの伝わる感想を頂きました。 この工場blogを開設して以降は、少しでも多くの方に工場の魅力を伝えられればとの想いを…

この時を永久に繰り返す。

■工場と過ごす穏やかな年月この1年間で10日程しか自宅へ戻れなかった泊まり仕事の合間に慌ただしく観て歩いた工場の姿、そのどれもが今も新鮮に心へ残る。 貸し切りクルーザーで海から眺めた川崎臨海工業地帯、閉鎖前に仲間達と集まって工場夜景を見渡しな…

好きなプラントの在る生活。

■工場映像作品集『工場萌えな日々』以前にテレビ東京系列の深夜番組で紹介いただいた時、工場に関する記述以外は殆どないこのblogを映像化すると云う難しい契約をされたトルネード・フィルムさんの製作により、関東の工業地帯を収めた工場映像集が無事DVDと…

天空の迷路。

■鋼の血管湧き出るように何層と重なりながら、繊細で複雑な陰影を作るその迷路に気が付いたのは、物心目覚めた子供の頃。 それは、突然現れたかと思うと不思議な角度で急に折れ曲がり、枝分かれし、気侭に踊り泳ぐようにその姿を変える。 壁一面を蔦のように…

秋雨に烟る街。

■モノクロームに包まれて知人から急に誘われて港へと出掛けたその日は、朝から降り続く小雨に烟っていた。 車に乗って少し賑やかに訪れるのは、徒歩や自転車でも何度と通って眺めた馴染みの風景。 前回と異なる顔触れで1ヶ月振りに訪れるコンビナート、低く…

漣の残像。

■車窓揺蕩う白煙にある日、この夏の製鉄所見学会を御一緒した知人から薦められ、急に思い立って長閑な列車での工場散策へと出掛けてみる事に。 指定席の時刻に追われる様に仕事を一段落させ、暫く泊まり込んでいた仕事先を慌ただしく後にし、日付が変わる深…

光差す道。

■宵月に惹かれて夜の港で工業地帯を散策していると、灯に点々と照らされながら背の高いプラントの合間を縦横に遠くへと続く作業通路にふと気持ちを奪われる。 手の届かない天空を曲がり繋がる細い道を見上げて足を止め、知らず現実感を喪失させる特徴に溢れ…

灼熱の風。

■情熱の一時毎年夏の時期になると、各工場が主に地元を対象とした見学会やイベントを幾つも開催している。 去年も何度と足を運んだ製鉄所関係は特に豊富で、今年も色々な相手と一緒に黄金色に染まった鋼板が薄く引き延ばされていく過程を数100メートルに渡っ…

夏への架け橋。

■風の巻く丘梅雨も明け、抜けるような青空の下を、久し振りに自転車で走り始める。 気軽に漕ぎ始めたペダルで向かうのは、職場の引っ越しに伴い以前より幾分か近くなった川崎臨海工業地帯。 暫く慌ただしく過ごしていた状況の合間を縫って、人通りの賑やかな…

必要である事。

■壮大な機能美と戯れる自分にとって工場へ魅力を感じる大切な要素の1つとして《機能美》と云うポイントはとても大きく、大小様々と聳える蒸留塔や高炉も、構内を縦横に走り複雑な陰影を形作る配管も、表情豊かに佇むタンク類も、その溢れるばかりに個性豊か…

西澤 丞 写真集 『Deep Inside』

■工場以外に惹かれる場所として働く巨大施設があり、機会ある毎に様々な公共施設を興味深く見学して歩いていた自分にとって、東京トンネリックスやジオサイトプロジェクト、首都圏外郭放水路と云った壮大な空間には、本当にその1つ1つから強い衝撃を受けま…

何度でも、金属の森を巡り続ける。

■時の狭間に夢現前回、密度の高い工場巡りを過ごした後は、職場を抜けては京浜工業地帯に連なるコンビナートを少しずつ眺めて歩く日が続く。 多くの工場好きに惜しまれながら先月末で閉鎖した横浜プリンスに集まって、根岸側に広がる魅力溢れる景観をスイー…

垂れ込める空に想いを。

■遠く輝く港を駆けて工場の何処へ惹かれるのかは人それぞれ本当に個性が表れるけれど、それでも根本には誰しも共通する気持ちが流れているのか、そう云う話を目を輝かせて語って貰える瞬間が本当に楽しく、時間が過ぎるのも忘れてつい聴き入ってしまう。慌た…

想い出の風景。

■心の帰る場所初めて人を誘って工場を観に出掛けたのは、静かに白煙の揺蕩う深夜の川崎臨海工業地帯。 友人男女と共に、工場好きな人達と港に面した公園に集まり、潮風の中を一晩語り明かした。 ベッヒャー夫妻や畠山直哉氏の写真集の事、ビートニクスのアル…

瞬きながら。

■木漏れ灯の向こうに最近、安中製錬所を訪れた後は、港に広がる大規模なコンビナートとはまた趣の違う内陸の工場を長閑に眺めて歩く。 周辺環境に対する配慮もあり、人の住む場所に比較的近い場所に建つ工場の周りにはよく高い街路樹が植えられていて、深夜…