初めての安中訪問。

wami2004-12-14

■丘一面に広がる機械

3ヶ月振りくらいに自宅で休む機会があったので、早朝前に急に思い立ち、群馬の安中まで始発に乗って出掛けてみる事に。
途中、1時間に1本ペースの(ドアを手動で開けるような)ローカル線に乗り換え、通学する高校生の一団に紛れながら、朝の8時には目指す安中工場が見えてくる。
その、窓の向こうから近付いてくる丘一面の工場は、思っていた通りの異色な風景。
停車駅のすぐ真横に広がる一面のプラント群に鼓動を早めながら駅を出て、早速色々と周りを探索してみる。
そして、駅前の陸橋に上ったり、工場脇の道路沿いを延々と歩いたり、工場を囲む畑から眺めたりして半日ばかり過ごしてみた結果、斜面の北側に陣取って絶えず太陽を後に背負っているために、どうやっても逆光気味の写真しか撮れそうにない事が判明。
この先、時間帯や季節によって光源の位置が変化する事もあるのかなと漠然と期待を寄せながら、次に来る時は夜明け前か夕方にしてみようと心に誓いつつ、駅の渡り廊下の窓から最後の1枚を撮って、初めての突発的安中訪問は幕を閉じたのでした。
それでも、帰りの列車内で目蓋に残るその姿を何度も反芻しながら幸せをかみ締めた1日◇

(写真/安中駅の眼前に広がる東邦亜鉛安中製錬所)