続《第一回コンビナートを巡る会》。②

東扇島火力発電所の煙突

■萌える時間

最初に一行が向かったのは、東扇島にある火力発電所での見学会。
1時間ばかり映像や実験でLGMや発電に就いて話を伺った後、待望の構内見学。
個性溢れる注意書きポスターを横目に熱気溢れるタービンを体感し、そこから1度車に戻って移動した先は、様々なパイプが縦横無尽に走るタンクヤード。
残念ながらプラント関係は全て撮影禁止だったが、それでも周囲に張り巡らされた配管具合やLNG地下式タンク群に皆して暫し見惚れる。
総行程2時間ばかりの見学だったが、個人的には初めて見るプラントを十分楽しんで、そのまま二次会となる京浜工業地帯のコンビナート巡りに。
結局、車5台に分乗した19名の大所帯ツアーで極力工場関係者の迷惑にならないようにする為に採った方法は、『隣に建つ施設を利用する』『対岸や丘に登って眺める』と云う、単純にその工場から目に付かない場所を選んでのんびりと見て回るシンプルな打開策。
それでも、意外と間近から巨大プラントを俯瞰で眺められる場所を幸運にも下見段階で確保出来た為に、参加者の皆さんにも楽しんで貰えている気配に少し胸を撫で下ろす。
移動中の車内もプラントを眺めてそれぞれ賑やかに盛り上がり、車を連ねて夜光の港を後にした頃には丁度夕刻となったので、休憩を兼ねて1度食事を採って昼の部は一旦終了。
仕事や次のイベントへと向かう一部の参加者とお別れし、残り13名による《コンビナートの夜景を巡る会》が再スタートした。

【③へ続く】

(写真/某施設より、道向かいのプラントを眺める)