ウルトラマン世代の聖地へ。/①

wami2005-02-28

■行楽気分の工場探訪

今年から付き合いが始まった新しい仕事相手の内1つがスケジュールを頻繁に変更するタイプだっので、その空いた時間を使い(いつも乍ら)突発的に奥多摩へ向かう事に決めてみる。
特に事前には何も調べなかったが、関東圏の工場好きにとっては既に相当著名な場所なので、実は今回が初めての訪問だと云うのに、勝手知る馴染みと久し振りに会うような不思議な気分。
よく晴れ渡った日曜日、普段工場へは終電後か始発間際に訪れる事が殆どの為、珍しく午後も過ぎてからの移動に人並みの行楽気分を味わいつつ、青梅からは窓の広い行楽列車に乗り換えたので尚更長閑に気持ちも盛り上がりる。
新宿から片道2時間程度で気軽に到着、まばらに降りる人と共にホームへ足を踏み出すと、直ぐ脇には既に待っていてくれたかのような工場の横顔。
早速駅近くの橋を渡り、(昨年11月11日にも触れた)ウルトラマンの第12話「ミイラの叫び」で怪獣ドドンゴに襲われた時と同じカメラアングルの場所に立ち、ゆっくりと見渡してみる。
事前に情報が入っていて暗示が掛かっている訳でもないのだろうが、対岸にある川沿いの道路からやや見下ろすオッコー(奥多摩工業の愛称)は、その微妙なアングルと、無造作に積まれたような同じ灰色の箱形構造物のせいか、本当にミニチュアのように見えるのが面白い。

(②に続く)

(写真/橋の上より奥多摩工業を眺める)