狭いトンネルを抜けると、其処は静かな工場観光ポイントだった/②。

wami2004-11-04

■関東圏の工場好きには有名な千鳥公園脇のトンネルを深夜1人で渡った先にあったもの

東扇島自体にはそんなに目立つ建物がないものの、東扇島埠頭から遠く眺める対岸一帯は素晴らしい展望で、昼間は犇めいているだろう各種運搬車両の出入りが減るのと入れ替えに多くの釣り人で賑わう、夜間のみに使える穏やかな工場観光スボットになっていた。
さすがに吹きさらしの海岸は風が強く、持って行った軽量の三脚ではとても対抗しきれずに残念ながらここでの殆どの写真がブレてしまっていた為に、次に機会があればもっと重たい三脚に一眼でも積んで訪れてみたいと静かに再挑戦を誓う。
それでも、相当離れた対岸に浮かぶ工場群を精一杯大きく写し取った写真を後で落ち着いて見ていると、それだけで十分に嬉しくなったりはしたのだけれど。

再びトンネルを通って千鳥公園に戻ってみると、千鳥公園名物の野良猫が2匹お出迎え。
ここまでで既に意外と時間が経過していたらしく、出て行ったきり戻らない事を心配した会社の同僚や彼女から電話が相次いで掛かってきたので一通りの経緯を簡単に伝えた後、今回の大本命、川崎1番の規模を誇る浮島町へと足を向けた。

(③へ続く)

(写真/東扇島より対岸の千鳥町を望む)